art is calling11_寺島大介「水をさす」

横浜、神奈川やその周辺で活動する若手アーティストによる作品展示とトークイベントを1セットに、アーティストが次のアーティストをリレースタイルでつないでいくBUKATSUDO GALLERYの企画展「art is calling」。
作品を見せる側のアーティストも、その作品を間近に楽しむことができる来場者も、街中で知り合いと挨拶するようなアットホームな感覚でアートと出会え、それがゆるやかに続いていく場にしたいという思いが込められています。

次にバトンを受け取ったのは、寺島大介さんです。

千々和佑樹

寺島大介

こんにちは。前回展示していた千々和佑樹と申します。
今展示者の寺島大介さんの作品の印象を少しばかり話させていただきます。

寺島さんはドローイングをします。
おもに人からもらった紙袋を支持体にしてドローイングをします。
毎日毎日ただひたすらにドローイングをしているような、そんな気がします。
そしてその膨大なドローイングを寺島さんは手癖と言います。

ふと寺島さんの描く線は一つ一つが浮遊していて、それが時間経過の比喩として支持体に一時一時、物質として定着し続けているように感じます。
描いた線の行為は足跡で、その線の先頭は支持体の画面の中でゆっくりと走り続けているようです。
揺れ滑り流れ走り続けるその線をつかみきれず、じっと寺島さんの絵を見ることに私はまたとても楽しみにしています。

また寺島さんのインタビューを聞く機会があったので、それを踏まえての寺島さんの印象と作品の話も少し書かせていただきます。

インタビューでの寺島さんの言葉はどこか漂ってるのに鮮明で、それは作品を作る上で目の前の現象に素直に自然体に接しているからのように思いました。
行為一つ一つに対しての反応、それはつぶさに変化して留まりません。反応して変化してまた反応して変化しての状況に対して明確に反応し続けること。でもその反応というのは行為が痕跡的に残ってゆく中での一瞬の結果でしかないように、寺島さんの言葉から思います。
行為として残る線は、物質的理由から途切れてしまっているだけで、今もまだその先に、画面の外までへと続き続けていることを寺島さんの言葉から感じました。

また寺島さんの作品に会うのを今から心待ちにしています。

 

art is calling11_寺島大介「水をさす」

アトリエの壁を延長する。
完成した作品、制作途中の断片、落書き。
雑多な制作の断片が壁を埋め、アトリエとシェアスペースを線や痕跡で繋げていく。
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6/20(月)~7/3(日)
場所:BUKATSUDO GALLERY ※アクセスは【こちら】から
参加費:無料
※感染症対策のため、マスク着用・アルコールでの手指消毒にご協力をお願いいたします。

<アーティストトーク>
6/23(木)19:00~ゲスト 土田祐介
BUKATSUDO Instagramから配信

<滞在制作日>
6/26・7/3 13:00~17:00
BUKATSUDO内にて制作を行います。

 

【プロフィール】
寺島 大介
https://daisuketerashima.net/
2005年ウィンブルドン・スクール・オブ・アート彫刻科卒業。2019年より黄金町AIRに参加。マーカー、スタンプ、鉛筆、ペン、インク、絵具等を用い、素材の劣化や変化を抱えながら終わりの見えない制作過程のなかで生まれる深みと平面性の間に生まれる緊張感を作品にこめて制作を行なっている。絵画の画面に残される筆致や作品が置かれる状況によって、場の持つ歴史と時間の流れを表現する。
主な展覧会に「Open Talk」(Rocky Shore Gallery、東京、2022年)「黄金町バザール2021」(黄金町AIR、神奈川、2021年)「Light between Soil」(Art Melting pot、ソウル(韓国)、2020年)


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