BUKATSUDO文化祭2017!!開催レポート
6/25(日)、大人の部活が生まれる街のシェアスペース「BUKATSUDO」にて、今年で4回目となる「BUKATSUDO文化祭」を開催いたしました。
今年の文化祭のキーワードは「Sparkle!」。
おかげさまで3周年を迎え、これまで以上に活気づいてきたBUKATSUDOを感じていただける一日にすることを目指しました。
実際に、昨年以上に文化祭のコンテンツは盛りだくさんに◎
出展者・出演者も含めて、過去最高となる500名近くの方々がこの文化祭にご参加くださいました!
ご来場いただいた皆さま、各催しに関わっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。
それでは、そんな「Sparkle!」な一日の文化祭の様子をお届けします!
まずは、エントランス。
昨年、文化祭スピンオフ企画『小屋づくりワークショップ』で制作したBUKATSUDO号にてお出迎え!
開場の12:00前からすでに列をなし、心待ちに並んでいただけている様子に、BUKATSUDO運営スタッフも身が引き締まる思いに。
エントランスは、アニメーション作家であり、画家、マンガ家でもあるアーティスト・ぬQさんの作品で華やかに彩りました。
さてさて、続いて【KITCHEN】。
【KITCHEN】では、BUKATSUDOで毎月開催している「つきいちスパイスカレー部」の講師、メタ・バラッツさんによる「オリジナルブレンドのガラムマサラをつくろう!」が終日開催!常にスパイスのいい香りが匂ってきました◎
お好みに合わせて、バラッツさんが最適なスパイスを選んで、調合!
スパイスカレー部の参加メンバーにもお手伝いいただき、50個限定のスパイスがすべて完売していました!
そして、こちらも終日開催されていた、みなとみらい昭和文化研究部による「ゆる呑み昭和角打ち!」
大人の憩いの場として、終日にぎわっていました!
「ガラムマサラをつくろう!」と「角打ち」のお隣では、前後半に分け、【KITCHEN】でお料理!
前半は、みなとみらいごはん部による「カレーにぴったりのらっきょうを自分で漬けてみよう!」
ご家族での参加率がとても高く、お子様たちが夢中でらっきょうを漬けている様子は、とても微笑ましく感じました。
けれども、そんな微笑ましい様子の先に、角打ちでひたすら呑んでいる大人たち……
子どもから大人までさまざまな世代が集まる、なんとも言えない【KITCHEN】の光景がとてもよかったです。
後半は、餃子部の体験入部!
みんなで餃子をつくり、そして楽しく食べる。
餃子部も、BUKATSUDO自体も初参加という方が多い中、「餃子を一緒につくる」という過程を共有することで、まるで知り合いだったかのようなコミュニケーションが広がっていました◎
餃子部は今後もまた開催予定。狙っている方は、Facebookページなどのお知らせを要チェックです!
お次は、【KITCHEN】となりの【HALL】へ。
【HALL】で行われたのは、文化祭の目玉でもあるトークショーと、例年開催されている「古本市」!
BUKATSUDO講座のひとつで、これから9期目に突入する「これからの本屋講座」の受講生有志と、トークショーのゲスト達による一日限定の本屋が軒を連ねました。
「古本市」の奥で行われていたトークショーのラインアップはこちら!
①12:15~13:15
「夏目前!カメラと一緒に出掛けたくなる、
鈴木知子(フォトグラファー)×田辺 紫(All About横浜ガイド)
②13:30~15:00
「みんなどうやって編集者/ライターになったの?」
米光一成(ゲーム作家/ライター)×神田桂一(ライター)×
③15:30~16:30
「企画でメシを食っていく『言葉の企画』特別編~」
カツセマサヒコ(ライター)×阿部広太郎(コピーライター)
④17:00~18:00
内沼晋太郎×一戸実×まちの本屋たち
「小さな本屋からはじめる」
一部、立ち見も出るほどの賑わいを見せる盛り上がりでした。
④「小さな本屋からはじめる」では、「これからの本屋講座」OB・OGがはじめた小さな本屋をいくつかご紹介。大阪、盛岡、高松の各店と横浜のBUKATSUDOを、リアルタイムでつなぎました!
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【COFFEE STAND】では、BUKATSUDOが誇るバリスタが2名!
この日も美味しいコーヒーを入れてくれました◎
また、「スパークルソーダ」や「自家製レモネードクラッシュゼリー」など、この日限定メニューも。
その隣の【BOOTH】で行っていたBUKATSUDOラジオを聴きながら、コーヒーや限定ドリンクを飲む姿もちらほら。
情報のハブとしても機能していた【COFFEE STAND】・【LIBRARY】。
数ある文化祭のコンテンツを総覧できる場やBUKATSUDOで行われているさまざまな講座・部活が紹介されているスペース、BUKATSUDOを運営する㈱リビタの紹介スペースがありました。
15時になると、スティールパンバンド「STARS ON PAN」によるミニLIVE。
これまで、それぞれの場所の催しを楽しんでいた方々も、その陽気な音色につられて【LIBRARY】へ集まってきました。
こんなに大勢の方がご来場くださっていたのかと驚くほど、ライブ時の【LIBRARY】前のにぎわいは圧巻でした。
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そんなスティールパンバンド「STARS ON PAN」はミニLIVEの前に、【STUDIO】で演奏体験ワークショップを開催。
ドラム缶からつくられたスティールパンは、美しい音色が出る打楽器。
スタジオ外にもその音色が漏れ聴こえてきて、開場間もないBUKATSUDO文化祭の雰囲気を盛り上げてくれていました。
他にも【STUDIO】ではさまざまな催しが。
まずは、立川志の輔一門の五番弟子・立川志の彦さんによる落語会。
開場とともに、瞬く間に満席に!
落語会の次は、毎月第2・4水曜日に開催しているBU
【STUDIO】コンテンツのラストを飾ったのは、BUKATSUDOレコード部主催のトークイベント 「⾳楽と暮らし 〜BGM を聴くひとと、作るひと〜」
今年の WORLD HAPPINESS にも出演が決定するなど、ライブアーティストとしても精⼒的に活動しながら、並⾏して昨年から意図的に「BGM」を作曲し、演奏する活動を始められた宮内優⾥さん。
HMV のバイヤーとして⻑年活動しながら、「⼼を静める⾳楽」というテーマを掲げて 『QuietCorner』という名前のディスクレビュー書籍やコンピレーションアルバムをリリースしている⼭本勇樹さん。
⾳楽界の異なる⽴場でそれぞれご活躍されているお⼆⽅をお呼びして、「BGM」をテーマにしたお話を伺いました。
さらにBUKATSUDOの奥へと進み、【ATELIER】へ!
【ATELIER】では、荻窪のブックカフェ「6次元」店主でもあるナカムラクニオさんによる「金継ぎ入門」ワークショップを開催◎
日本固有のお直し文化「金継ぎ」の歴史や作品の解説も交え、想い出の器を修復していくこちらのワークショップ。
大切にされていた器。割れてしまったけど、なかなか捨てきれなかった器。そんな器を持ってきていただき、「金継ぎ」によって修復されていく……。直し終わった器に喜ぶ参加者の皆さんの様子が、とても印象的でした。
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【ATELIER】に隣接する【GALLERY】では、BUKATSUDOで開講している「すずちゃんのカメラ講座」受講生が集うBKDカメラ部の有志による写真展が開催!
BKDカメラ部有志、約50名から集まった作品は約280点!
「Sparkle!」をテーマに集まった色とりどりの輝く写真たちが壁一面に並んだ【GALLERY】。これが目的でご来場いただけた方もいるなど、多くの方で常ににぎわっていました。
【GALLERY】・【ATELIER】に隣接するスペースである【BUSHITSU】。
こちらでも、個性的な企画が実施されていました!
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BUSHITSU5/ビューティー&ライフスタイル部「ワンポイントメイクレッスン」
BUSHITSU9/紅茶部「紅茶飲み比べ」
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さまざまな場所で、にぎわいを見せていたBUKATSUDO文化祭でしたが、そんな文化祭の片隅で、まるで路地裏の知る人ぞ知るBARのように佇んでいた「リトウスナック」(リトウ部主催)が【ROOM】で開催されていたのはご存知ですか?
呑む場所は【KITCHEN】で開催されていた「角打ち」だけではなかった!
妖艶にライトアップされた室内、そしてテーブルに並ぶ離島の泡盛たち。
とても雰囲気が良く、居心地がよかったこちらの空間。大人の憩いの場として、終日にぎわっていました◎
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最後にご紹介するのは、【WORK LOUNGE】。
普段は仕事や勉強を行うコワーキングスペースとして使われている場所ですが、この日だけはワークショップ会場に大変身!
時にはひとつの作業に黙々と取り組み、時には周りの方々と談笑しながら、世代を問わず、熱中して手を動かす参加者の皆さんの表情は、とても魅力的。連続で別のワークショップを楽しむ方もいるなど、長居する人も多かった【WORK LOUNGE】は、終日居心地のよい空間でした。
———-ワークショップラインアップ———-
■大理石のプレートにインスピレーションを/吉田ゆう
■針葉樹とラフィアで作る夏のフレッシュリース/井出綾
■針と糸を使わないで作る袋物の体験レッスン/Atelier On The Wind
■復興支援いっしーDecoレッスンほかワークショップ/ハンドメイド部
■もふもふギャラリーマーケット/オトナ手芸部
■日本の伝統工芸”水引”で作るぽち袋/PlusJ design
■こんな顔して似顔絵を/文字とことばのデザインユニット「二歩」
■クロマトレターワークショップ/文字とことばのデザインユニット「二歩」
■みなとのショートショート集 読書ブース/ショートショート部
■なつかしいゲーム、あるかも。/ファミコン部
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BUKATSUDOの魅力がぎっしりとつまった一日。
出展・出演された方々は、BUKATSUDOで講座をされている講師や部活主催者だけでなく、その講座の受講生でもあるなど、「やりたかったこと」、「特技を生かせること」、そんなことを実現する場にもなった一日でした。
「大人の部活が生まれる、まちのシェアスペース」であるBUKATSUDOとして、こういった「やりたい!」を実現できる場として、使われていることはとても嬉しく、今後もBUKATSUDOがより皆さまに愛される場となっていけたら幸いです。
これからもそんなBUKATSUDOをよろしくお願いいたします。
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2017年6月25日(日)12:00~18:00
photo:衣斐 誠