「季節の花とくらす入門-2018・夏-」レポート
仕事や家事で忙しない毎日も、家や職場に四季折々の花を自ら添えられたら、少しでも心ゆたかに過ごせるようになるのでは……。そんな思いでスタートしたのが「季節の花とくらす入門」。
“自然と暮らしをつなぐ花”をコンセプトに幅広く活動されているプランツスタイリスト・井出綾さん(実はBUKATSUDO「かもめ句会」の受講生!)をお迎えし、取り組みやすい全3回のプログラムで開講しました。
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井出綾/ブケ ド ソレイユ http://soleil-net.com/
Bouquet de soleilは生活に花やグリーン、植物などの自然を取り込み、暦とともに暮らす楽しみを様々なシーンで提案しています。
私たちのまわりにある身近な植物をとおして、季節の変化や景色を、そして花鳥風月を感じて頂けるようなお手伝いをいたします。
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初回は「基本の投げ入れ」。用意されたベーシックなガラスの花器と初夏の元気な草花を前に、ちょっと緊張気味の受講生のみなさん。数種類の花を組み合わせて生けるときに、まずは「主役」を決めること。そして手元にある花材をよく見て、自分のつくりたい形をしっかりイメージしてから生けはじめることを教わります。実際に花を触りはじめると、花の向きや茎の曲がり方など、それぞれに個性があり、なかなか難しい!先生のアドバイスをもらいながら、イメージに近づくように手を入れていき、作業も慣れてきてなんとか形になりました。この回の花材はシャクヤク、クレマチス、バイカウツギ、ピスタチオなど。
第2回は、かごへの投げ入れに挑戦。山アジサイやカンパネラ、ビッグオーツ、シモツケなど、かごの風合いに馴染んだ花材を使いました花器の正面にしっかりと立ち、真上や横からはあまり覗かないようにと意識しながら生けていきました。
第3回は、いよいよ実践。陶器やガラス、かごなど、素材も大きさも各自好みの器を複数持参し、これまでの学びを存分に活かして、ヘリアンサス、アナベル、マウンテンミント、アロニアなど10種以上の花材を思い思いに生けていきました。講評タイムでは「たった3回なのに、みなさんしっかりコツをつかみましたね!」と井出さんが嬉しい言葉をくださいました。
全3回を終え、「花と花器を前にして集中する時間がとても貴重だった」「1本1本の花と向き合い、その特徴を大切に生けることを学んだ」「花屋であまり見かけないような野の花を生けるのが新鮮でよかった」というみなさんの声。季節の花を、自分のくらしにナチュラルに取り入れていく楽しみを感じることができたようです。
「季節の花とくらす」ということで、夏に続き、秋シーズンの開講も決定しています。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
「季節の花とくらす入門 -2018秋‐」
9/9、10/7、11/11(日)11:00~13:00
※詳細・ご予約はこちらから
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/010xtpzgaq2t.html